シンセサイザー入門 | なぜシンセから位相ずれが聴こえるのか？

フェイズ効果とも呼ばれる波形位相差は、信号内に複数の発振器が存在する場合に生じる現象です。たとえ複数の発振器が互いに調律されていても、それらは完全に同一ではなく、波形がわずかに位相をずらします。ドローンではこれが位相差として聴こえ、よりリズム的な設定では、音楽的パート全体における音量や存在感の変化として知覚されることがあります。

有用な比喩として、例えばギター上の同じ音高に調律された2本の弦を考えてみましょう。同時に弾かれた場合、その音は均一でも単一でもありません。

波形位相ずれを回避するには、周波数ノブを中央位置に置いたままシンク機能を有効にします。